2015年07月27日

謎の生物を追え!(砦編)

この国は7月になると湿度が高く不快感さえ感じさせられる。7月19日の曇り空を見上げながら私は「トリデ」と呼ばれるところをカメラを手に訪れた。
この地域におけるとある活動として派遣された「彼ら」の姿を記録するためだ。

この広大で豊かな大地にそれはいると言われている。
我々探検隊は独自の進化を遂げていく故に個性豊かな装備を身につける謎の生物を追って行きたいと思う。
謎の生物がトリデに姿を見せたという情報が我々の耳に入った。
その証拠がこれだ。
謎の生物を追え!(砦編)



謎の生物を追え!(砦編)




雨が降らないことが不思議でならない湿気に満たされたこの土地で早速私は彼らの一人と出会った。赤道付近で見かけるであろう姿だ。

謎の生物を追え!(砦編)

しかし私が今回追うのは彼ではない。私と同じようにそれを見つけるために私以外にも多くの探検隊がこのトリデに集結しているようであった。
目撃情報を耳にしたに違いない。


「STOP!」
謎の生物を追え!(砦編)
彼らの姿をカメラに収めようとしたところ欧州訛りの強い言語が私に投げかけられた。
緊張下におかれているせいか先に着いていたカメラマンを隣にしておきながら今にも狙いを定めようとしていたのだ。
(カメラに映る彼らの表情からすると私は遊ばれていたのかもしれない)

昼ごろに動きあった。付近の林に人影があったという。
派遣部隊の一つ、おそらく即応部隊であろう彼らの背中を私は追った。
謎の生物を追え!(砦編)
探検隊は自然に身を溶け込ませ接近する何かを待った。
謎の生物を追え!(砦編)
謎の生物を追え!(砦編)
これ以上の同行は危険である上に鬱陶しいほどの湿度に私は集中力を保つ自信もなかった。
無念ながらも邪魔にならないよう彼らの背中を見送ることにした。



それから10分、羽虫と格闘していると彼らが戻ってきた。どうやら目当ての獲物はいなかったようだ。
謎の生物を追え!(砦編)

次こそは見つけてやるさ。口には出さずともその姿はそう語っているようにも見える。





「伏せろ!やつかもしれない!」
突然一人が叫び始め皆が姿勢を低くした。この北の大地では何が起きてもおかしくない。
キャンプが緊張に満たされていく。
謎の生物を追え!(砦編)
謎の生物を追え!(砦編)

「もう大丈夫だ。追うぞ!今なら追いつける!」
再び彼らは獲物の潜む危険な林へと足を踏み入れた。林を彷徨うそれに襲われるかもしれないというのに勇敢な探検隊はまた林へと入って行ったのだ。
謎の生物を追え!(砦編)

程なくしてついに私はシャッターを切ることに成功した。
謎の生物を追え!(砦編)

「ついに見つけたぞ!」
そう、ついに探検隊は見つけたのだ。
願望の謎の生物を見つけた彼らの表情は当然明るい。

謎の生物「アメリクァンスキー・・・ファイ キャプチャー ムィー・・・アイ オンリー ルック フォー マァイ マガヅィン・・・」

その後新たな生物の気配もなくただ時間は過ぎていき、写真にできるものといえば笑顔の欧州の彼ら、味噌汁を手にする姿などであった。
謎の生物を追え!(砦編)
謎の生物を追え!(砦編)


探検では多くの写真を収めたものの、公表するには多少の圧力を受けかねないため以上とする。
あの探検隊は今どうしているのか。あの後探検を続行するもブリティッシュという生物を見つけられずにトリデからは既に撤収をしたとしか聞いていない。

だが彼らはこの広大な大地の自然に臆することなくまたどこかの「フィールド」にいるのかもしれない。


探検隊とはきっとどこかで会える
この大地にはまだ見ぬ生物が多くいるのだ
探検は終わらない


追記:
夜見慣れた声を耳にしたため見てみるとなんと彼らの一人が奇妙な姿でそこにいた。
謎の生物を追え!(砦編)
探検帰りかレジアスエースの洗車をしていたのだ。



追追記:護身用に持って行ったマカロフのマガジンを落としたことが気がかりでならない。






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Posted by MIT Airsoft at 19:23│Comments(0)活動報告雑記
 
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